作者:秋風きのこ
感想・レビュー
あらすじ
貧しくて庶民と変わらない暮らしぶりだが、一応は貴族の娘であるベルのもとへ一通の招待状が届いた。
なんでもルーヴェント公爵家令息の婚約発表パーティーだとか。
貧乏なりに精一杯オシャレをしてお屋敷にたどり着いた途端、執事に呼び出されてしまった?!
そしてなぜかドレスアップされて、「次期公爵のアレン様と婚約していただきます。」??!!
招待客の一人であるモブ令嬢の私が顔を見たこともない次期公爵様と婚約・・??
無愛想な次期公爵様と健気なヒロインのくじから始まるじれキュン初恋ラブストーリー!
次期公爵と婚約していただきます!
貧乏貴族の一人娘ベルは公爵家から婚約発表のための舞踏会に招待され、お金が無いながらも 精一杯オシャレをしてやってきた。
しかし到着するや別室へ連れていかれ、 見事なドレスに着替えさせられた!?
場違いな格好だったから着替えさせてくれたのか~親切だな〜 と思っていると、「次期公爵アレン様と婚約していただきます!」 と言われてビックリ!
今日はそもそも婚約発表のパーティーだったはず・・と不思議に思っていると、婚約するはずだった令嬢は「自信がないです」 と書き置きを残して姿を消してしまい、婚約発表を控えた今、 なんとしても代わりの婚約者が必要だという。
婚約すれば実家の借金返済、 領地の整備も支援してくれるというし、 父は立派な家に娘を嫁がせられると大喜び!
家を助けられるなら… とベルは婚約を承諾する。
くじで選ばれた婚約者
婚約発表の当日に相手に逃げられてしまった公爵令息アレンは、 周囲が大慌てで代わりの婚約者を探す中、どうでもいい… と一人冷めた表情を浮かべていた。
側近の一人が「この際この招待状の返事の中からくじで選ぶとか… 」と呟いたところ、アレンがその中から一枚選び、「 誰でも同じだ」と去ってしまう。
そうしてくじで選ばれたのが貧乏男爵令嬢ベルだった。
突然の婚約だったが、 与えられた役割を全うしようとベルは懸命に立ち回った。
婚約者が変わったことに周囲は驚くものの、ベルの堂々とした佇まいと、アレンが「以前から思いを寄せていた」と公言したことで祝福ムードに。
なんとかお披露目を終えてほっとしたベルだが、アレンは終始無表情で「婚約者としての努めを果たすこと以外は何も望まない」と言われてしまう。
不器用なアレンとのじれキュンがたまらない!
幼い頃から両親が不仲で、感情の起伏が乏しく育ったアレンは「 笑わない男」と言われていた。
ベルにも冷たく接するが、 めげることなく健気に婚約者としての役割を果たそうとするベルに少 しずつ心を開いていって…
笑わないと言われていたアレンのレアな微笑みが最高!!😍
ベルに好意を持っているのに、 不器用で上手く話せないアレンが可愛い^^
ベルに好意を持ってしまって、「どうして私が婚約者に選ばれたのか」と聞かれたときにアレンは何と答えるのか・・まさか「くじ」で選んだとは言えないし・・?!
今さらくじで選んだことを後悔するアレン・・可愛い。笑
笑わないし恋愛面はポンコツだけどなんせイケメンなので、婚約者になったベルは他のご令嬢たちに妬まれてしまう・・
でも、貧しい土地でパワフルに生きるベルにはどんな嫌味も皮肉も伝わらない!!笑
持ち前の明るさと鈍感力で、ご令嬢たちの妬みをはねのけてお屋敷の使用人たちからも愛されるベル
ベルの明るさとほがらかさに元気をもらえます😊
恋愛不器用な二人のじれキュンストーリーがたまらない~ 超オススメです!