落ちこぼれ冒険者のサクセスストーリー!最強モフモフ達と逆転劇が始まる!
原作:東堂大稀
漫画:宇崎鷹丸
キャラクター原案:らむ屋
感想・レビュー
あらすじ
この国の冒険者はみんな「万能職」と呼ばれる見習い冒険者として下積み生活をして、適した専門職を見つけ独り立ちしていく。
ところがこの「万能職」を7年も続けた落ちこぼれ冒険者のロアは、ついに勇者パーティーから追い出されてしまった。
しかし凄腕商人のコラルドはロアに隠れた才能を見出しているし、パーティーに従属する魔獣たちもみんなロアが大好き!ロアは本当に「落ちこぼれ」なのか・・?
下積み歴7年…ついに追い出された?!
この世界の冒険者は「万能職」と呼ばれる見習いとしてパーティーに所属し、指導を受けながら適性のある職種を見つけ、一人立ちしていく。
万能職ロアはこの下積み生活を7年続け、「暁の光」という冒険者パーティーのあらゆる雑用、従魔の世話をこなしていたが、ついにメンバーから追い出されてしまった。
「万能職」の地位は低く、長く万能職を続けて一人立ちできていないロアに対する周囲の評価は厳しかった。
隠れた才能
周囲に見下されるロアの隠れた才能を見出だしていたのは街の大商人コラルドだけだった。
ロアはパーティーの雑用の傍ら、魔法薬を精製し買い取ってもらっていたところ、コラルドは彼の才能に目をつけた。
魔法薬を精製できるのは本来「錬金術師」だけなのに、ロアは独学とユニークな視点でオリジナルの魔法薬を作成していた。
しかもロアが作った魔法薬はどれも高品質のものばかりだったのだ!
錬金術師として一人立ちすれば成功できるが、ロアは「冒険者」への憧れから錬金術師はあくまで「副業」と捉えていた。(もったいない…!!)
モフモフ達が従うのは
暁の光が冒険者パーティーとして成功しているのはひとえに優秀な従魔達のおかげであった。
その中でもグリフォンは気位が高く本来人間に従うことはないとされている。
表向きはパーティーの従魔士エリクの従魔とされているが、実際に世話をしていたのはロアで、従魔たちはロアが大好きだった。
ロアがいるから、グリフォンも双子の魔狼もこのパーティーに留まっていたのだ。
グリフォン達はロアがパーティーを解雇されたことも知らず、姿を見せなくなったロアを心配しつつ、魔物討伐の依頼を受けたパーティーと共に魔物の住む森へ入っていく…
異国のA級パーティー「望郷」
コラルドの商会で正式に雇われたロアは魔法薬の材料を採取するため魔物の生息するエリアに向かうことに。
ロアを護衛するために冒険者ギルドに依頼し、冒険者パーティーを紹介された。
ロアの護衛をすることになったのは異国の冒険者パーティー「望郷」だった。
彼らの国では「万能職」というシステムは無く、ロアへの偏見もなかった。
素直で才能もあるのに、長年「暁の光」でひたすらに搾取され続けたからか、自己評価が異様に低いロアにもどかしさを感じていた。
グリおじさんはロアに会いたい!
従魔に名前をつけられるのは従魔士だけであり、ロアはあくまでお世話係なので、ロアはグリフォンのことを「グリおじさん」と呼んでいた(ネーミングセンス!!笑)
グリフォンは無能な暁の光に嫌気が差しながらも、ロアの唯一の居場所だから、と渋々彼らを守っていた。
そんな中、ついにロアが暁の光から追い出されたことを知って…??
まとめ
すごい才能を持っているのに、長年虐げられたため自己評価がとんでもなく低いロアに何とか幸せになってほしい!
正当な評価を受けてほしい!と、読んでいるうちにグリおじさん並みにロア大好きになってしまいます。
早く…早くグリおじさん達とロアを会わせてあげて~~!!!と待ちわびた分、再会の感激はひとしお!!
皆さんもぜひこの感動を味わってみてください!